長く運営してきたサイトは、気づかないうちに古いリンクや表記が残り、読者にとって使いにくい状態になっていることがあります。思い切ってリニューアルするときは、作業の前後でやるべきことをチェックリストにしておくと、抜けや事故を防げます。この記事では、古いサイトをリニューアルするときに確認したいポイントを、一般的な考え方として整理します。
作業前:旧データのバックアップ
リニューアルで最も避けたいのは、元に戻せない状態でデータを消してしまうことです。作業を始める前に、今のサイトの状態を丸ごと保存しておきましょう。
- サーバー上のファイル一式(HTML、画像、設定ファイルなど)をダウンロードして保存する
- データベースを使っている場合は、データベースのバックアップも取る
- 現在のページ一覧(URLとタイトル)を記録しておく
- アクセスの多いページがわかる場合は、それもメモしておく
バックアップは、パソコンの中だけでなく、外付けの記録媒体やクラウドストレージなど、別の場所にも保管しておくと安心です。
古い広告リンク・外部リンクの整理
開設から年月がたったサイトには、すでに終了したサービスや、条件が変わった広告へのリンクが残っていることがよくあります。リンク切れや古い情報は、読者の信頼を損なうだけでなく、広告のルール上も問題になる場合があります。
| 確認する項目 | 対応の例 |
|---|---|
| リンク切れの外部リンク | 削除するか、現在の正しいページに差し替える |
| 終了した広告プログラムのリンク | すべて撤去する |
| 価格やキャンペーンを書いた古い文章 | 削除し、「公式サイトで最新情報を確認」とする |
| 広告であることがわかりにくいリンク | 「PR」などの表記をつけ、広告とわかるようにする |
広告の表示については、広告であることを読者にわかるように示すことが求められています。リニューアルのタイミングで、広告の見せ方をサイト全体で統一しておくとよいでしょう。
SSL対応とURLの扱い
古いサイトでは、httpのままになっていることが少なくありません。リニューアルにあわせて、SSLを有効にし、httpでのアクセスをhttpsへ転送する設定を入れましょう。
あわせて、URLの扱いも確認しておきます。
- ページ内の画像やリンクがhttpのまま残っていないか
- URLが変わるページは、古いURLから新しいURLへ転送できるか
- ブックマークや外部サイトからのリンクが多いページはどれか
URLが変わると、検索エンジンからの評価や、他のサイトからのリンクが引き継がれにくくなることがあります。どうしてもURLを変える場合は、転送の設定をセットで考えておきましょう。
表記ルールをそろえる
長く運営しているサイトは、時期によって書き方がばらばらになりがちです。リニューアルのときに表記ルールを決めておくと、サイト全体の読みやすさが上がります。
- 文体(です・ます調か、だ・である調か)
- 数字や英字を全角にするか半角にするか
- サイト名や運営者名の正式な書き方
- 記事URLの付け方(英小文字とハイフンなど)
- 広告ボックスの見た目と「PR」表記の位置
ルールは簡単なメモで構いません。複数のサイトを運営している場合は、共通のルールとして一か所にまとめておくと、あとから記事を追加するときにも迷いません。
公開前後の最終チェック
リニューアル後のサイトを公開する前に、もう一度全体を見直しましょう。
- パソコンとスマートフォンの両方で表示を確認する
- 運営者情報とプライバシーポリシーのページがあるか
- お問い合わせ先がわかるようになっているか
- テスト用の記事や仮の文章が残っていないか
公開後もしばらくは、リンク切れや表示崩れがないかを定期的に確認すると安心です。
残すページと整理するページを決める
すべての古いページを新しいサイトに移す必要はありません。今でも役に立つ内容は書き直して残し、情報が古くなったページや目的がはっきりしないページは、思い切って整理するのもひとつの考え方です。整理したページのURLにアクセスがあった場合に備えて、関連する新しいページやトップページへ案内できるようにしておくと、読者が迷わずに済みます。
まとめ
古いサイトのリニューアルでは、「旧データのバックアップ」「古い広告リンクの撤去」「SSL対応とURLの扱い」「表記ルールの統一」の4つを押さえておくことが大切です。チェックリストを手元に置いて一つずつ確認していけば、作業の抜けを防ぎ、読者にとって使いやすいサイトに生まれ変わらせることができます。

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